傳谷英里香さん、スイムで苦戦。正しい息継ぎの習得を「あきらめない!」

  • photo by Noto Sunao(a presto)

『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第18回●正しいスイムの息継ぎ(第17回はこちら>>)

 傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、今年5月に開催されるホノルルトライアスロン完走を目指してトレーニングを実施中! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第18回は、正しいスイムの息継ぎを学びます。

 トップス:テックシールドジャケット/パンツ:テックシールドパンツ/水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ) トップス:テックシールドジャケット/パンツ:テックシールドパンツ/水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ)●水の中で息を出し切り、片目だけを出すようにして空気を「入れる」

中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回はスイムの息継ぎについて説明します。息継ぎはスイムの動作の中でもっとも抵抗を生む動作なので、それがうまくいかないと下半身が沈んでしまい、抵抗がどんどん大きくなってしまします。レッスンの第2回でもフォームをチェックしましたが、正しい動作で息継ぎをして、頭の位置をよくすることで体が水面と並行になるようにしていきましょう。

傳谷英里香(以下:傳谷)よろしくお願いします!

中島コーチ 息継ぎでよくある間違いは、息を一生懸命に吸おうとしてしまうことです。

傳谷 息継ぎで息を吸うことが間違いなんですか?

中島コーチ 息を吸おうとすると頭を上げている時間が長くなって、体が沈んでいってしまいます。人間は、息を吐き切ると空気が自然と口に「入ってくる」んです。なので、顔を上げる瞬間に勢いよく「パッ」と息を吐くようにしてください。

傳谷 普段やらない呼吸法なので、慣れるまでは難しそうですね。

中島コーチ 練習はお風呂でもできますよ。水の中で少し息を吐いておいて、顔を上げた瞬間に「パッ」と勢いよく息を吐く動作を繰り返しやってみてください。次は、それを泳ぎながらやってみましょう。

傳谷(実際に泳いで)できていましたか?

中島コーチ しっかり空気を出し切ることができていました。そこでもうひとつ、顔をどの方向に、どのくらい上げるかも意識してみましょう。今、傳谷さんは息継ぎの際に両目が上を向き、頭が立ってしまっているので、冒頭でも言ったように体が沈んでしまっています。そうならないように、常に片目を水の中に入れたまま息継ぎをするようにしてください。

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