傳谷英里香さん、片手クロールで泳いでみた。「正しい動きを覚えやすい!」

  • photo by Noto Sunao(a presto)

『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第7回●片手クロールで水をかく手の動きを覚える
(第6回はこちら>>)

 傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロン完走を目指してトレーニングを実施中! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第7回は、クロールで水をかく手の動きを学びます。

水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ)水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ)●体をひねりながら、手で『面』を作って水を後方に押す

中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回は正しいクロールのストローク(水をかく手の動き)を身につけるために、片手クロールをやりましょう。

傳谷英里香(以下:傳谷)両手ではなく、片手でやるんですか?

中島コーチ 片手に集中したほうが、正しい動きを覚えやすいんです。水泳は、同時にいろんなことをする競技なので、今回の片手クロールや、前回のスイムのレッスンで紹介したスカーリング(水を捉える手の動き)など、動きを分けて技術を習得する「ドリル」を数多く行なうことが上達のポイントです。さまざまな種類のドリルを学び、その頻度を高めていきましょう。

傳谷 わかりました!

中島コーチ では、片手クロールの動きを陸上で確認していきます。注意すべき点は、ただ片手を回すのではなく、体をローリングさせること。必ず体をひねる動作を入れるよう意識してください。動きが確認できたら、水中でやってみましょう。動かさないほうの手を前に伸ばしたまま、片手の動きに集中して前に進んでみてください。

傳谷(片手クロールで前に進み)どうでしたか?

中島コーチ 少しできていますが、先ほども説明した体をひねる動作をもっと意識できるといいですね。そのためには、動かしているほうの手で前に伸ばしている手を追い越してから、水をかきはじめることが大切です。

また、手を入水する際は、手のひらで水の抵抗を感じるように水を抑えることを意識してください。その抵抗を感じたまま手の先を底に向けて、手のひら、前腕、上腕で『面』を作るようにして水を最後まで後方に押します。そういった動きを意識しながら、もう一度やってみましょう。

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