空前のスポーツボランティアブーム。企業も休暇制度導入など積極サポート (4ページ目)

  • スポルティーバ●取材・文 text by Sportiva

【JXTGエネルギー株式会社】
ボランティア休暇制度の導入、宿泊場所も提供
 東京2020ゴールドパートナーであるJXTGエネルギー株式会社(石油・ガス・水素・電気供給)は、2019年4月から、同大会への貢献と人材育成の観点からボランティア休暇制度を導入した。これまでも社員に車いすバスケットボール大会やマラソン大会などのボランティア活動への参加を促したり、社内研修を頻繁に開催したりしてきたが、今回、ボランティア休暇制度を整備することで、より多くの社員のボランティア活動への参加を後押ししていく。
パラスポーツ関連イベントに参加する社員ボランティアパラスポーツ関連イベントに参加する社員ボランティア その経緯を総合企画部 東京2020オリンピック・パラリンピック推進室 推進グループ堀和郎マネージャーはこう語る。

「企業として、柔軟な働き方、ダイバーシティの推進というなかで、さまざまな人事制度を導入していますが、ボランティア休暇制度はその一つです。ボランティア活動に参加したいという社員からのニーズを受け、それをサポートするために、自由度の高い働き方ができる制度を導入しました」

 具体的には、今年4月から1年間でボランティア休暇を3日間取得することができるようになった。すでに、「大会ボランティアのオリエンテーションなどが始まっていますので、それに充てている方、その他にもさまざまなスポーツイベント等でのボランティア・事前研修参加のために活用している方が結構いらっしゃいます」と有意義に活用されている。また2020年度に限っては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のボランティアに積極的に参加できるよう10日間を追加し、最大で13日間の休暇を取得することができる。

 さらに大会期間中は、ボランティア活動に参加する社員のために同社施設を宿泊場所として提供することになっている。

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