Tリーグ・タイトルパートナー、「ノジマ」の社長が描く卓球界の未来 (4ページ目)

  • 栗田シメイ●取材・文 text by Kurita Shimei
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

――来年には東京五輪が控え、リーグも転換期を迎えることになるかと思います。

「スポーツは、どうしても負けてしまう時もありますが、それが続くと競技の人気が落ちてしまいます。だから卓球も、中国をはじめ世界の強豪国に勝つ確率を上げるための仕組みをこの2年間で作らないといけない。それには、ノジマTリーグでの選手の強化、育成が最重要になる。さらに、卓球の価値を社会的に認めてもらうことですね。普段は卓球に親しみがない方がノジマTリーグの試合を見て、喜びを感じてもらえるようなリーグにしなければいけないと思っています。

 まず選手たちの強さがあって、それがコンテンツになって、お客様の口コミによって広がって、また強くなる。そういった好循環のサイクルを作りたい。それが大きくなれば、世界の卓球の流れをノジマTリーグから発信できるようになるでしょう」

――ノジマTリーグの未来図について、思い描いていることを教えてください。

「東京五輪では、日本の選手たちが金メダルを獲得し、卓球界をさらに盛り上げてくれると信じています。その直後、つまりノジマTリーグの3年目が本当の勝負になると考えています。そこで最高潮に盛り上げることができれば、アジア、世界のトップ選手がどんどんリーグに加入してくれる可能性が高まります。そんな、世界中から注目が集まるリーグにしたいです」

問い合わせ先/Tリーグ

Tリーグ公式サイト

4 / 4

    関連記事

    キーワード

    このページのトップに戻る