サッカー界の「第3のブランド」に。
GMが明かすニューバランスの戦略

  • text by Sportiva

──では、契約しているチームや選手には、具体的にどのようにサポートしているのでしょうか。

「クラブチームはリバプールやセビージャ、アスレティック・ビルバオ、ポルトなど、代表チームはアイルランド、コスタリカ、パナマなどとパートナーシップを結んでいます。各チームにユニフォームを製作、提供しているのですが、ファーストチームだけではなく、下のカテゴリーや女子チームなども含めて、試合と練習用のすべてのキットを提供しています。そして製品はトップクオリティーを約束します。例えば、リバプールがイマイチなユニフォームを着ているところは想像できませんからね。

 選手の代表的なところでは、アーロン・ラムジーやキャスパー・シュマイケルがいます。彼らとは非常に親密な対話やテストを重ねて、彼らの望むブーツやグローブを提供しています。とにかくクオリティーにこだわって、トップクラスのものを使ってもらうようにしているのです」

──小笠原満男やサガン鳥栖など、日本の選手やチームとも契約されていますが、日本のマーケットについてはどのように捉えていますか。

「我々にとって、日本は最も重要なマーケットです。ニューバランスの5大マーケット(アメリカ、中国、イギリス、スペイン、日本)のひとつで、収益も非常に大きいものです。ニューバランスジャパンはとても大きなチームであり、積極的に展開しているところです。我々イギリスのチームと毎日コミュニケーションをとり、ブランドやマーケティングなど、常に話し合いながら進めています。そして日本には豊富な知識を持った優秀なスタッフが揃っているので、私たちは完全に彼らを信頼していますよ」

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