サッカー界の「第3のブランド」に。GMが明かすニューバランスの戦略 (5ページ目)

  • text by Sportiva

再参入について熱く語るライト氏 photo by sportiva再参入について熱く語るライト氏 photo by sportiva──きっと勝算はあるのでしょう。スパイクやウェアにおいて、ニューバランスが他社よりも誇れる部分を教えていただけますか。

「ニューバランスには革新的な技術の歴史があります。特にランニングシューズには豊富な実績があり、それらの技術をフットボールの製品づくりにも生かしています。例えば、足へのフィット感など、高いテクノロジーを駆使して、他社にはないものを提供しています。フットボールに参入してからすぐに、ボストンの本社と緊密に連携して、高い技術を応用してフットボールシューズを作っているのです」

──他社とはどのように差別化を図っているのでしょうか。

「我々はユニークであることを"良し"としています。誰かを追うのではなく、オリジナルであること。何ごとにも怖じ気づくことなく、インディペンデントであること。他社が右に行けば、我々は左へ行く。この精神こそ、ニューバランスが誇るものです。それがいい製作につながり、ゆくゆくは顧客の獲得につながると信じています

──これまでにはランニングシューズでも、そのようにして成功を収めていますよね。

「おっしゃる通りです。独自性のあるアイデアがいつも正しいとはかぎりませんが、私たちにはそのようにして人々に認められてきた経験があります」

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