楽しみながら伸ばす!ニューバランス主催ボーイズリーグイベント (3ページ目)

  • 谷上史朗●文・写真 text&photo by Tanigami Shiro

 さらにイベントの最後に行なわれた中学生のロングティー対決では、中学生離れした選手の登場もありさらに盛り上がった。

 奈良支部の水町達哉くん(奈良葛城)が3連発の柵越えを放てば、和歌山支部の森本恵翔くん(紀州ボーイズ)は異次元の飛距離で2発を放ち、「憧れは中田翔選手。思うような打球が飛ばせて良かった」と笑顔を見せた。

イベントの最後に行なわれた中学生のロングティー対決イベントの最後に行なわれた中学生のロングティー対決 笑顔と賑わいと最後にはどよめきも混じり競技は終了。閉会式へと移っていったが、初の試みだったイベントにはチーム指導者から感謝の声が続いた。

「春の全国大会の支部予選が終わってから日がないので、合同チームの練習にはどこも選手は1回程度しか集まれていないはず。そういうなかで遊び感覚も交えながらのイベントで、選手もリラックスでき、みるみる仲良くなっていく感じが伝わってきた。試合を前に本当にいい機会を作ってもらいました」(西宮・中田由志コーチ)。

 また、各競技が行なわれている間、三塁側ダッグアウト前付近ではニューバランスのブース設けられ、「メジャーでは3割の選手が履いています」(担当者)というニューバランス製スパイクの試し履きも実施された。これには指導者からも「専門の方からスパイク選びのポイントなども聞け、道具を考える、いいきっかけになったはず。今後も続けてほしい」(箕面・木下正尚コーチ)と好評だった。

 各支部の期待を背負い、一方では、中学生は夏に控える海外遠征、小学生も鶴岡一人杯の選考につながるオールスター大会の試合開催を前に実り多きイベントなった。

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