『プロスピA』があれば、オフシーズンもプロ野球を満喫できる! (4ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文 text by Hasegawa Shoichi

 それはセ・リーグ選手も同様で、ヤクルト・山田哲人の広角に打ち分ける能力、巨人・菅野智之の多彩な変化球、阪神・髙山俊の総合力の高さ、広島・鈴木誠也の勝負強さ、中日・平田良介のパンチ力、DeNA・山口俊の重量感のあるストレート。いずれも、リアリティあふれるものばかりだった。

 今後、選手インタビューの際に、『プロスピA』で一度対戦してから取材に臨んでみると、さらにリアリティのある質問ができるかもしれない(笑)。

3・各投手の変化球のキレ味を体感できる!

 打者目線で言えば「ストレート」と「チェンジアップ」の違いを、身をもって体感できることにも驚いた。一般的にチェンジアップは、「ストレートと同じ腕の振りで投じられるのに、ストレートよりもボールが遅く、ゆっくりと沈んでいく変化球」だと言われているが、打者目線で投手と対した際に、まさにその通りの変化球であることが心から納得できるのである。

 あるいは、オリックス・金子千尋のスライダー。打席に立ってみると、「なるほど、こういう変化をするのか。これは打ちづらいな」と実感することができる。同様に、西武・岸孝之の浮かび上がるような大きなカーブ、DeNA・山崎康晃のツーシームのキレ味などなど、一流選手になるほど実に打ちづらい変化球を持っていることがリアルに体感できた。

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