オッサンが『仮想日本シリーズ』に挑む。黒田vs大谷の結末は (4ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文 text by Hasegawa Shoichi

 こうして僕は、編集部の指示通りに、毎日決まった時間に自動的にほかのプレーヤーと対戦する「リーグ」は広島の選手、自分で操作して日本一を目指して戦う「Ⅴロード」は日本ハムの選手で戦いを挑むことにした。選手を獲得し、実戦を通じて育てていく過程はまさにシミュレーションゲームの醍醐味。試合をするたびに選手たちに愛着が湧いてくるのが自分でもよくわかった。

広島・新井貴浩もシーズン通して、勝負強さを見せた広島・新井貴浩もシーズン通して、勝負強さを見せた 広島の投手三本柱は今季最多勝に輝いた野村祐輔、男気・黒田博樹、そして沢村賞候補の外国人左腕・ジョンソンの3人。一方の日本ハム先発陣はもちろん「二刀流」大谷翔平を軸に、右の有原航平、左の吉川光夫とバランスのとれた陣容で臨む。この6投手が、それぞれに持ち味があり、特徴を理解すればするほど楽しくなってくる。

 リーグでは広島ナインが着々と白星を重ねていき、同じグループ内のプレイヤーたちを蹴散らしていく。一方のVロードでは日本ハムナインが大奮闘。まずは「レベル☆」を制し、続いて「レベル☆☆」以降も順調に消化して、「レベル☆☆☆☆☆」までたどりつく。こうしてプレーオフを勝ち上がり、ついに「日本一決定戦」を迎えた。

4 / 11

    厳選ピックアップ

    キーワード

    このページのトップに戻る