世界記録がギネスに認定。
羽生結弦の進化は止まらない

  • photo by Murakami Shogo

 8月22日、羽生結弦(ANA)が持つ3つの記録が、ギネス世界記録に認定された。

 対象になったのは、いずれも昨年12月のグランプリファイナルでたたき出した、ショートプログラム(SP)の110・95点、フリースケーティング(フリー)の219・48点、そしてトータルスコア330・43点の3つ。ギネス認定書を手にした羽生は、「本当に嬉しいです」と喜びを口にしつつ、新たな目標について語った。

「ギネスというのは、常に更新しなければならない、その情熱のもとになる記録だと思います。これから、ひとつひとつの演技の難易度を上げながら完成度も高め、自分の記録に挑戦し続けたいです。

 昨シーズンのショートはショパンのバラード、フリーは映画『陰陽師』の曲を使っていい演技ができました。今シーズンのショートはテンポの速い、かっこいい曲です。フリーについては、まだ発表できません」

 2年後の平昌(ピョンチャン)五輪に向け、今シーズンをどんなプログラムで戦うのか期待が膨らむが、気になるのは今年の世界選手権でケガをした左足の甲の状態だ。

「約2カ月間は氷上に立つことなく、治療とリハビリに専念しました。そこから、1回転ジャンプもせずにただ滑るだけの練習から始め、今はだいぶ戻ってきています。

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