レッスルマニア開催前に押さえておきたい 「WWEネットワーク」攻略ガイド (2ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文 text by Ozaki Mugiko

■年間最大イベント「レッスルマニア」

 レッスルマニアは、2015年フォーブス誌の「世界で最も高価値なスポーツイベント」ランキングで、UEFAチャンピオンズリーグ、MLBワールドシリーズを抑え、世界第5位にランクされました。今年はテキサス州アーリントン・AT&Tスタジアムで開催されます。例年は7万~8万人、今年は10万人以上の動員が見込まれています。

 今大会、注目されるのが、「ジ・アンダーテイカー vs.シェイン・マクマホン」戦。シェイン・マクマホンはWWE会長であるビンス・マクマホンの息子で、現在、番組で会長と抗争を繰り広げています。もしシェインが勝った場合、ロウの運営権をすべて手に入れるという公約。そこで会長が刺客として試合を組んだのが、ジ・アンダーテイカー。レッスルマニアで21連勝を記録した選手です。

 レッスルマニアは同日中に日本語実況版も配信されるので、英語がわからないという方でも、そういったストーリーを楽しめると思います。

■中邑真輔、WWEデビュー戦

 レッスルマニアが開催される都市では、「レッスルマニアウィーク」として、様々なイベントや大会が開催されます。

 なんといっても注目は、4月1日(金)午後10時(米国時間)からの「NXTテイクオーバー:ダラス」中邑真輔選手のWWEデビュー戦。対戦するサミ・ゼイン選手は長くNXT王者に君臨した選手ですし、中邑選手は日本での入場曲やコスチューム、リングネームがそのままになるのかなど、間違いなく歴史に残るカードです。日本だけでなく、世界的に人気の高い選手なので、日本の熱狂度と、海外の熱狂度の違いも見どころです。同じ大会で、日本人ディーバ、ASUKA(元・華名)も女子王座に挑戦します。初の挑戦で王座を取れるのか注目したいところです。

 中邑選手、ASUKA選手以外にも、イタミ・ヒデオ(元・KENTA)、フィン・ベイラー(元・プリンス・ディビット)など、NXTには日本にゆかりのある選手が多く在籍しています。まずはNXTでWWEの世界を知っていただいて、そこからロウやスマックダウンを観ると、段階を踏んでWWEの世界にはまっていけるのではないかと思います。

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