スポーツシーズン到来、体を動かすならアミノ酸を忘れずに (3ページ目)

──現役時代と現在を比べてアミノ酸への期待感に差はありますか?

田中 いえ、正直な話、現役時代は「なんかいい!」程度の感覚でした。インターハイにしても、結果オーライで(笑)。はっきり期待感を持てるようになったのは、現役引退して、自分も市民ランナーとして走りながら、市民ランナーの指導者となってからですね。選手生活の頃と比べ、仕事をするようになって食事や睡眠がどうしても不規則なってしまう今のほうがアミノ酸への期待感は増しています。私のまわりでも、ゴルフのプレーをする前や後にアミノ酸を摂取すると、元気に仕事ができるという社会人の方が多いです。

──現在、コーチとして選手にどのようにアミノ酸補給を指導していますか?

田中 実業団の選手だけでなく、記録を狙うような意識の高い市民ランナーにはアミノ酸の重要性がかなり浸透しています。でも、「なぜアミノ酸を補給したほうがいいのか」という理由までは突き詰めず、メカニズムを理解しないで摂取されている人も多いようです。ですから、アミノ酸の基本的な働きや、食事で摂るよりもサプリメントが効率的なことを説明し、飲むタイミングなどを指導しています。
 
 僕は一緒に練習しているみなさんのタイムが伸びることが何よりうれしいので、「楽しく、効率よく、科学的に」の3つを大切に、常に勉強して新しい知識を取り入れるようにしています。プロや実業団のランナーより、むしろ一般のランナーのほうが効率よくなければいけませんからね。

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