Dリーガーが認めた「カワイイ!」ダンサーRiho。リズム感なくスキップも苦手な少女が中学でプロを意識した理由 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya

――セカンドシーズンを戦うなかで、想定外だったこと、苦労したことはどんなことでしょうか。

 今まで自分がやってきたことが通用しなかったところがありました。ほめられることもあったんですけど、見てくれた方などから、「あまりよくなかったね」と言われることもあって、そこが一番悩みましたね。

――現状ではなかなか上位に食い込めていません。11ラウンド終了時点で7位という結果をどう捉えていますか

 正直言うと、全然納得いかないですね。ただ、あまり周りのチームは気にしてはいません。「自分らが一番かっこいいよ」、「これでいける」、「絶対優勝できる」という前向きな姿勢でしたね。

「一生に一度でいいからお会いしたい」

――ここまでで手ごたえを掴んだラウンドはどれですか。

 ラウンド4のFRESH SEIJIさんの作品ですね。結構不安があって今までで一番悩んだ作品でした。でも順位が3位と一番よかったので、やっぱり楽しむことがいいんだと、楽しんだらお客さんにも伝わるし、周りにも響くんだなと思いました。
ラウンド4の作品。陽気なダンスで観客を魅了した ©D.LEAGUE21-22ラウンド4の作品。陽気なダンスで観客を魅了した ©D.LEAGUE21-22この記事に関連する写真を見る――ちなみに一番好きなラウンドはどれですか。

 ラウンド7の「Day Dreamin'」。WAPPERさん(dip BATTLESアシスタントディレクター)が作られた作品です。あれは、自分たちがコロナにかかってしまって欠場したラウンドの次の、復帰戦のラウンドでした。コロナにかかったタイミングがみんな違っていたので、練習できる期間が6日間しかなかったんです。音楽だけができ上がっていて、「どうしよう」となった時に、メンバーがすごく団結して意見を出し合って作り上げた作品でした。みんなの気持ちも乗っていて、緊張よりも楽しいと感じた作品でした。曲も含めてめちゃ好きです。
ラウンド7の「Day Dreamin'」。チームの結束力が光った作品だった ©D.LEAGUE21-22ラウンド7の「Day Dreamin'」。チームの結束力が光った作品だった ©D.LEAGUE21-22この記事に関連する写真を見る

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