Dリーガーが認めた「カワイイ!」ダンサーRiho。リズム感なくスキップも苦手な少女が中学でプロを意識した理由 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya

親が見抜いたダンスの才能

――LOCKダンスが得意ですが、どんなところが好きですか。

 自分が中学生くらいの時は、HIPHOPが主流だったんです。そんな時代のなかでも、すごく古臭い、男っぽいLOCKダンスをやっていることが、自分的にかっこよく感じました。女性らしくも踊れるし、男っぽくいかつく踊れるのもいいですね。音楽に乗って楽しんでいる感じを一番出せるのが、LOCKダンスだと思っているので、そこも好きですね。

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――Mayaさん、FRESH SEIJIさん(現dip BATTLESアシスタントディレクター)、HANAさんからダンスの教えを受けたということですが、それぞれからどんなことを学びましたか

 5歳から10年間、Maya先生に教えていただいて、そこではダンスはもちろん、礼儀や私生活での心がけを学びました。HANAさんは高1からなんですが、LOCKダンスが本当に楽しいと思わせてくれた師匠で、ファッションや音楽なども学びました。FRESH SEIJIさんは高2くらいからで、HANAさんと同じでファッションや音楽などを教えてもらいました。ふたりとも私生活もすごくかっこよくて、そこも影響を受けていますね。

――ダンスを仕事にしたいと考えたのはいつ頃ですか。

 中学からですね。親がダンスでやっていけると思ってくれたみたいで、「大学は行かなくていいから、ちゃんとダンスしなさい」と言われて。行かせないに近かったんですけどね。自分も勉強よりもダンスが好きだったので、「絶対にダンサーになって稼ぎたい」と中学の時に思いました。

「やばいほど緊張した」開幕戦

――dip BATTLESに入ったきっかけを教えてください。

 昨年6月くらいに、FRESH SEIJIさんが声をかけてくださったのがきっかけです。「Dリーグ知ってる? やってみる?」と言われて、「SEIJIさんがいるならやります」と言って始めました。

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――初めてDリーグのステージに立った時はどんな思いがありましたか。

 もともと緊張する性格なんですけど、もうやばいほど緊張していました。プロダンサーってどんな感じなんだろうと思っていたんですが、全然実感がわかなかったです。お客さんがいる会場が久しぶりで、楽しくて、感動しました。

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