テリー伊藤が語る『ダンス甲子園』誕生秘話。制服を着る条件にはこだわりがあった (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 石川高央●撮影 photo by Ishikawa Takao

クオリティーの高いダンスを披露するDリーグのKADOKAWA DREAMS ©D.LEAGUE21-22クオリティーの高いダンスを披露するDリーグのKADOKAWA DREAMS ©D.LEAGUE21-22この記事に関連する写真を見る「サッカーや野球みたいに、小学生の子たちのあこがれになってくれたら、うれしいなと思いますね。曲を流せばすぐにできるから、サッカーや野球以上にやりやすい。渋谷のウインドウの前や公園で踊っている若者もいますから、確実にはやり始めていますよね。

 あと、次のオリンピックで採用されたブレイクダンスはソロ種目だから、グループでなくたってひとりでできる」

 ダンスの可能性を信じるテリー伊藤は、日本でのダンスの未来は明るいと感じている。

「日本人ってダンスに向いていると思うんですよ。体操の内村航平さんのように、柔らかくて小回りが利く動作が得意ですよね。それにDリーグのパフォーマンスみたいに、動きがシンクロするような団体競技は、日本は強いと思うんですよ。まだ発展途上ですけど、日本は将来的に、世界ナンバーワンのダンス王国になると思っているんです」

 演出家として数々の企画を立ち上げ、ブームを作り上げてきたテリー伊藤。時代の先を読む力を持つ彼が語るように、日本がダンス王国として世界から羨望のまなざしを向けられる日が来るのかもしれない。

■インタビュー前編はこちら>>

【Profile】
テリー伊藤
1949年生まれ、東京都出身。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』『ねるとん紅鯨団』『浅草橋ヤング洋品店』など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛け、「ダンス甲子園」の生みの親でもある。現在は演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍する。

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