櫻坂46菅井友香「あの時があったから、今は大丈夫」。「悔しくて布団のなかで泣いた」日々がアイドル活動に生きる (2ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

「馬術スペシャルアンバサダー」として馬術を発信している菅井さん「馬術スペシャルアンバサダー」として馬術を発信している菅井さんこの記事に関連する写真を見るーー馬術は五輪で唯一、全種目を男女混合で行なう競技で、ジェシカ選手をはじめ女性選手が活躍しました。 

菅井 今回の馬場馬術個人でも上位3人は全員女性の選手でした。同じ女性として憧れるし、勇気をもらえました。馬術は本当に力だけじゃないんだなって、あらためて感じました。 

ーーそのほかに大会を通じて印象的なシーンはありますか? 

菅井 印象的だったのが、馬場馬術でスペイン代表のホセアントニオ・ガルシアメナ選手が、演技終了後に敬礼をする際、ポケットからピカチュウのマスコットを取り出してキスしていたんです。「そんなパフォーマンスあるの!?」って驚いちゃいましたけど、すごく可愛らしかったですね。海外の選手たちも日本を楽しんでくれているんだなって。そう思うとなんだかうれしくなりました。 

 あとは障害馬術ですね。障害となるバーが日本らしくデザインされていたところがおもしろかったです。お寿司やお相撲さんなどが描かれたバーがたくさんありました。でも、それに各国の馬がびっくりして、演技で失敗してしまっていて。特にダルマや、顔半分のリアルな舞妓さんのパネルはあまりに怖かったので途中から使われなくなりましたね(笑)。 

ーーバーのデザインは開催国や大会によって違うものなのですか? 

菅井
 違うみたいですね。馬は大変だと思います。騎乗者は下見できるけど、馬はぶっつけ本番なので。 

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