乃木坂46久保史緒里、楽天への熱い想い。念願の始球式で初体験したこと (2ページ目)

  • 石塚隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 猪岐沙矢佳●撮影 photo by Inomata Sayaka

ダンスの技術は楽天チアのジュニアチームで磨かれたというダンスの技術は楽天チアのジュニアチームで磨かれたという――そんな田中選手が8年ぶりにヤンキースからチームに戻ってきましたが、やはりファンとしてはうれしいですよね。

「もちろんです。春季キャンプの映像などを拝見していると、若手投手とコミュニケーションをとっていたり、また自分から積極的にチームに溶け込んでいく様子が見られて、あらためて素敵な方なんだなって思いました。

チームの雰囲気も経験が豊富な田中選手の影響で変わっていくでしょうし、すごく期待しています。できることならば今シーズン、田中選手の投げる試合を現地で観戦するのが夢です」

――夢といえば、昨年8月には本拠地の楽天生命パーク宮城で念願だった初の始球式を行ないました。晴れの舞台、やはり緊張しましたか?

「頭が真っ白になりました。よく話には聞いていましたけど、本当に頭って真っ白になるんだなって知りました(笑)」

――いろいろな大舞台を経験しているのにもかかわらず、そうなってしまうとは......。

「普段のステージとはまったく違いましたね。あとチア時代に先生から『マウンドやベースまわりの土は選手にとって大切な場所だから絶対に踏まないように』と言われてきたので、いざ自分がそこに立つと思うと、本当震えが止まらなかったんです......。どんな風に投げたのかまったく覚えていないし、記憶が完全に飛んでしまいました」

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