乃木坂46・賀喜遥香は『呪術廻戦』に夢中。釘崎野薔薇はあのメンバーに似てる! (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーーズバッと言ってくれそうですね(笑)。でも確かに、自分を好きになることはけっこう難しいと思うので、男性でも憧れるファンはいると思います。

賀喜 本当にそうですよね。他の作品だとヒロインって、「ウフッ」みたいな、"ザ・女子"というキャラが多いじゃないですか。でも『呪術廻戦』に出る女の子は、(東京校の)禪院真希(ぜんいん・まき)さんもそうですし、みんな信念を持っていて、すごくカッコいい。だから惹かれるんだろうなぁって思いますし、ディープな世界だからこそ、自分を持って戦う彼女たちの姿はキラキラして見えるんじゃないでしょうか。

 それに野薔薇ちゃんを見ていると、田舎から上京した境遇とか、都会に憧れを持つ感じとか、自分とすごく重なるなぁと思って。私も地方にいた時は、原宿や渋谷とか、テレビによく映るような有名な場所しか知らなかったので、表参道や竹下通りに行くのがすごく夢だったんです。だから東京に来た時、「わー! あそこに行きたい!」みたいな感じで、野薔薇ちゃんや虎杖くんと同じようにすごくテンションが上がっていました(笑)。ただ、実際に竹下通りに行くと、建物に入れないぐらい人が多くて。クレープを食べたかったんですけど、ひとりじゃ食べ歩きもできなかったから素通りして終わりました(笑)。

ーー竹下通りは初めてだと、ひとりで回るのは勇気がいりますよね(笑)。

賀喜
 私もおびえながら歩いてました(笑)。でも、虎杖くんたちが同級生で出掛けたり、先輩との絡みだったり、ちょっと軽いノリの五条悟先生とかを見ていると、すごく懐かしくなるというか。一緒に生徒になった気分になりますね。私は高校の途中で乃木坂に入って、学校で青春を経験することはなくなってしまいましたので、虎杖くんたちを見ていると、たまに尊い気持ちになります(笑)。

 一度、虎杖くんが死んじゃった場面も、関係性が薄い、薄いって言いながら、なんだかんだみんな悲しんでいたじゃないですか。そういうのも尊いですし、思わず「やっぱり好きなんじゃねぇかよー!」って突っ込んじゃいました(笑)。もうツンデレキャラが多すぎて、「可愛い、可愛い」って思いながら見ています(笑)。

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