2021.01.01

高橋陽一に鷲見玲奈が質問。東京五輪に出場させたい『キャプテン翼』の3人は?

  • 伊藤 亮●文 text by Ito Ryou
  • 細野晋司●撮影 photo by Hosono Shinji

鷲見 今、Jリーグで注目されている選手はいますか。

高橋 あまり見られていないので選ぶのが難しいですが、優勝したフロンターレだったら三笘(薫)選手や、ほかでは鹿島アントラーズの上田(綺世)選手。2人ともまだ若いですし、今後の成長が楽しみです。

鷲見 将来を嘱望される若い選手がたくさん出てきています。そういえば最近、若いGKの層が厚いという話を聞きました。浦和レッズの鈴木彩艶(ざいおん)選手はクラブ最年少記録(16歳5カ月11日)でプロ契約を結びましたし、19歳で清水エスパルスのトップチームに昇格した梅田透吾選手はそれこそ『キャプテン翼』のGKみたいに片手セーブを見せるなど活躍中です。

高橋 ヨーロッパや南米だと、チームで最も運動能力の高い選手がGKをするんですよね。日本だと、昔は足が遅い選手などがGKをさせられていましたけど、ヨーロッパや南米では逆でGKが最も尊敬されています。11人のうちフィールドプレーヤーは10人いますがGKは1人だけですから、特別なポジションという認識なんです。

鷲見 私も以前はFWに注目していましたが、最近になってGKをより見るようになりました。それで森崎(有三)くんが好きに(笑)。日本も、今でこそGKが注目されていますが、そうなる以前から若林くんというキャラクターを描かれていたことに作品の先見性を感じます。

高橋 最初は翼のライバルとして描きやすかったのが入り口でした。でも、GKが特別なポジションであるという厳格さみたいなものは、若林で少し表現できているかもしれません。

鷲見 1980年代に『キャプテン翼』がブームになった頃のGKの少年たちは、若林くんのマネをしてアディダスの帽子をかぶっていた人が多かったのでしょうか。

高橋 当時、日本でそういう姿のGKが増えたという話は聞きました。