世界一の相撲ガールがADに。野﨑舞夏星はディレクター目指して奮闘中 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

 担当番組の放送が土日の深夜ということもあり、今は休日出勤(平日が休み)、夜型の生活を送っている。テレビ会社と言えば、華やかな世界をイメージする人もいるだろう。実際に入社してから、野﨑さん自身が考えていた仕事像に大きな変化はあったのだろうか。

「私は入社する前から、ADは寝ずに仕事をして、仕事が終わったら飲み会があって......みたいなイメージだったのですが、大きくは変わっていません。

 もちろん仕事は大変です。でも、働き方改革でADでも時間を決めてきちんと帰らせてもらっています。勤務調整もしてもらっているので、覚悟していたよりかは大丈夫でした(笑)。

 それに何より、一緒に働いている方々がいい人たちばかりなので、『この先輩のために頑張ろう』と思って仕事をしています」

 大変なことの一つとして挙げられるのが、大学時代と生活がガラリと変わったこと。これはある意味、元アスリートならではのあるある話かもしれない。

「入社して最初に苦労したのは、今までが朝型の生活だったので、それが今はお昼過ぎに出社して会社を出るのが深夜の2時とか3時ぐらい。番組の生放送が深夜0時前後にあるので、タクシーで帰っています。だから、近所の人にどう思われているのかわからないんですけど(笑)。

その生活に慣れるのに最初は苦労しましたが、どこでもすぐに寝られる人なのでもう慣れました」

 そう笑いながらあっけらかんとした感じで話してくれた。

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