黒木ひかり、高校球児のイメージは「ツーブロックです!」。理由は!? (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

映画では吹奏楽部の部長役を演じた。©︎「アルプススタンドのはしの方」製作委員会映画では吹奏楽部の部長役を演じた。©︎「アルプススタンドのはしの方」製作委員会

――吹奏楽部なのでトランペットを吹くシーンがありました。

黒木 実は全然やったことがなくて。それこそ、この役で初めてトランペットを手に取りました。指導していただく方に教わりながら少しだけ吹けるようにはなったんですけど、映画のシーンみたいに演奏できるほどうまくはなれませんでした。

 でも、私、中学生の時に吹奏楽部にすごく憧れていたので、作品でもこうやって吹奏楽部として生きることができて、うれしかったです。

――音楽自体は好きなんですよね。

黒木 大好きです! 小学生の時から家族みんなでカラオケにもしょっちゅう行ってました。歌で元気をもらったり、音楽のおかげでイヤなことを乗り越えたりすることが今でもあります。

――優等生という役でしたが、実は勉強が苦手なんですよね。

黒木 ...そうなんです。今、20歳で高校5年生です。

――芸能活動が忙しくてというより、勉強が苦手でという感じだったんですか。

黒木 どちらとも言えるんです。仕事のスケジュールの関係でテストが受けられなかったり、そもそも単位が取れないという状況が続いていたりしたので。漢字と計算が苦手なんですけど、テストをやってないから結果はわからないし、やっても点数を取れないかもしれないし...。どちらにしても、卒業できる条件が揃っていなかったんです。

 コロナのせいもあって、9月に卒業する予定だったんですが、半年延びることになりました。レポート提出は済んでいて、3月卒業はほぼほぼ決定しています!


――優等生の流れで言うと、現在出演中の『ウルトラマンZ』(テレビ東京系)でも天才科学者のオオタ ユカ役を演じていますよね。

黒木 初めて台本で役どころを見た時に、"天才科学者"って書いてあって、「科学者!?」ってビックリしました。専門用語が絶対いっぱい出てくるなって覚悟したんですよ。実際に台本を読んでみたら、やっぱり~みたいな(笑)。

 しかも長ゼリフがたくさんあったので、「ヤバい、これはやりきれないかも」って、心配になったんですけど、前々から不安に思っていたおかげで、きちんと台本を読み込んで頭に入れておこうという気合いがうまくいって、何とかやってこれました。

――野球部のエースと付き合っているという設定でもありました。映画の中では出てきませんが、演じている時はどのような彼氏像がありましたか。

黒木 典型的ですけど、外見は坊主だなって思っていました。もしくは、ツーブロックかなって。

――ツーブロックはなぜ?

黒木 私のお兄ちゃんが野球をやっていたんですよ。でも、毎回髪型をツーブロックにしていて。そのイメージがすごく強いんです。

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