岡副麻希、スーパーGTにハマる。「予選がいちばん面白い」と思う理由 (4ページ目)

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 天気がいいドライコンディション中で、各ドライバーがポールポジションを目指して真っ向勝負するシーンはカッコいいですね。ドライバーもポールを取ると、優勝した時と変わらないぐらいに大喜びします。やっぱり最速という称号をかけて自分とマシンの限界ギリギリの走りをして、やり遂げた達成感が大きいんだと思います。

 しかもメーカーの違うマシンが1周を走り終えると、1秒の中に何台もがひしめき合っています。それにはいつも驚かされます。わずかなミスも許されない大接戦が繰り広げられる予選のタイムアタックには、スーパーGTの魅力が凝縮されていると思います。

 スーパーGTのおもしろさは、サーキットで体感してもらえれば、もっと伝わると思っています。残念ながら現在は無観客での開催となっていますが、サーキットで聞くエンジン音やバトルの迫力には圧倒されます。コロナが終息したら、ぜひ多くのファンの皆さんにサーキットに足を運んでほしいです。 

「幅広い世代にスーパーGTに興味をもってほしい」と語る岡副さん「幅広い世代にスーパーGTに興味をもってほしい」と語る岡副さん 特に若い世代にオススメしたいですね。私の父親の世代はもともと車やレースが身近な存在ですが、若い方はなかなかレースを見るきっかけがないのかなと思います。マシンから入ってもいいですし、ドライバーでもいい。ほとんどのサーキットは大自然の中にあるので、きれいな空気を吸うためでもいいと思います!

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