2020.09.11

岡副麻希、スーパーGTにハマる。「予選がいちばん面白い」と思う理由

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 若い彼らの元気いっぱいの走りが楽しみな一方で、GT300クラスには高木真一選手(ARTA)や新田守男選手(K-tunes Racing)のような50代のベテランのドライバーが第一線で活躍しています。子どもとお父さんのような年齢差のあるドライバーが同じ土俵に上がり、勝負しているというのもスーパーGTの魅力だと思います。

 高木選手は、昨年は23歳の福住選手、今年は22歳の大湯都史樹選手とパートナーを組んでいますが、レースをともに戦いながらお父さんのような温かさで若い選手を育ています。若手が成長する姿を見るのもおもしろいですし、高木選手のチームメイトになるドライバーは幸せだと思いますね。

 GT300クラスはドライバーの年齢だけでなく、出場するマシンも幅広いです。今年はイギリスのアストンマーティンの新型ヴァンテージGT3が新たに参戦していますが、日本のトヨタ86やプリウス、スバルのBRZから、ド派手なランボルギーニやポルシェ、メルセデスのスーパーカーが一緒に走っています。クルマが好きな人にとっては、GT300クラスは楽しいと思います。 

レーシングスーツを着て取材にあたる岡副さん(©テレビ東京) 最近、予選のタイムアタックが一番おもしろいと感じるようになりました。予選前、サーキットは一瞬静かになり、独特な緊張感に包まれます。そしてセッションが始まると、各チームが自分たちの好きなタイミングでコースインして、1周の最速タイムを競います。

 スーパーGTは、決勝でGT500とGT300の両クラスが混走して走ります。性能差のある2クラスのマシンが一緒に走ることで常に追い抜きがあったり、思いがけないドラマが生まれたりします。急に天候が変わったり、アクシデントの発生でセイフティーカーが入ったりして、ピットの一瞬の判断や駆け引きでドラマチックなレースになることもあります。それも楽しみのひとつですが、シンプルに最速の座をかけて戦う予選もすごくスリリングで楽しいです。