岡副麻希が熱く語る「心が震えた」スーパーGT激戦の現場秘話 (4ページ目)

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 福住選手は普段、「ニレイちゃん」とチーム内で呼ばれる、愛されキャラなのですが、その時ばかりは感情をあらわにしていました。ベテランの野尻選手もすごく落ち込んでいて声をかけられないような雰囲気でしたが、レース後に彼らに話を聞かなければなりませんでした。

「どうしてこんなことに......」と感情移入してしまって、こっちも泣きそうでしたが、二人はすごくプロフェッショナルで、悔しさを隠して、しっかりと受け答えしてくれました。

 ドライバーのレース中の過ごし方は人によってさまざま。集中して話しかけるなというオーラを出している選手もいれば、いつでもウェルカムという選手もいます。NISMOのロニー・クインタレッリ選手や、キャシディ選手はどんな時でも気さくに話してくれますね。

 スーパーGTは海外のドライバーも数多く参戦していて、英語しか話せないという選手が多いのですが、特にキャシディ選手は英語で話しかけると、すごく喜んで受け答えしてくれます。コミュニケーションの上では英語は重要だとあらためて感じますね。

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