今季の学生駅伝で注目すべき10人のランナー。田澤廉、三浦龍司ら各大学のエースの状態は?

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO

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(まつやま・かずき/東洋大/3年)

 学法石川高3年時の全国高校駅伝1区を区間2位で走ると、大学でも駅伝で実力を発揮する。1年時は全日本2区で区間7位と好走。箱根は花の2区に抜擢されると、日本人1年生歴代2位となる1時間7分15秒の区間4位で走破した。

 昨季は故障の影響でトラックシーズンは精彩を欠き、出雲は不出場。全日本は7区で区間13位と低迷したが、箱根2区で再び快走する。1時間7分02秒の区間5位(日本人2位)で12位から8位まで順位を押し上げた。

 今季は6月の全日本予選会の最終組(10000m4組)で日本人トップを奪うなどトラックでも存在感を放っている。タフさだけでなくスピードが加わり、どんなレースにも対応可能。3年連続となる2区が濃厚な箱根だけでなく、出雲と全日本でも活躍を見せるだろう。

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