箱根駅伝で順天堂大は「2強」を崩せるか。切り札・三浦龍司と「3年生の3本柱」で優勝を狙う

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by NIKKAN SPORTS/AFLO

 さらに三浦という"切り札"もいる。今季は3000m障害で大活躍しただけでなく、5000mでも13分26秒78(日本人学生歴代8位)をマーク。本人は前回区間10位と不発に終わった1区でのリベンジマッチを希望している。

「これまではいい流れでないと走れないチーム層でしたが、全日本でもしっかり立て直せたことを考えると、今年のチームは流れが悪くても挽回できる。力では負けるかもしれませが、箱根駅伝は特殊性のある区間でカバーしたい。

 四釜は長いところ、タフなところでの安心感、信頼感があります。三浦もまだこんなものではありません。距離が長くなるので、自信を持てない部分があるかもしれませんが、箱根では爆発力のある走りを期待したいと思います」(長門監督)

 来季に「駅伝3冠」を目指すためにも、箱根で15年ぶりの総合優勝を奪いにいく。

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