2022.01.01

箱根駅伝のトップ10を識者3人が予想。ずばり優勝校は? レース展開は? シード権争いはどうなる?

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【2強に続く3位争いは混沌】

■折山淑美(スポーツライター)

1位:駒澤大(青山学院大)
2位:青山学院大(駒澤大)
3位:創価大
   順天堂大
   東洋大
   早稲田大
7位:明治大
   國學院大
   東京国際大
   東海大

 優勝と2位は、"2強"と見られている駒澤大と青学大が争うことになりそうだ。

 重要なポイントになるのは、「山」の5区と6区。12月29日に発表された青学大の区間エントリーでは、5区は若林宏樹(1年)になっているが、当日変更があるなら飯田貴之(4年)だろう。6区の高橋勇樹(4年)は、全日本大学駅伝で4区・区間1位と調子がいいだけに、57分台で走れそうだ。

 それに対して駒澤大は、激坂最速王4位の大坪幸太(3年)が4区にエントリー。5区は金子伊吹(2年)だが、場合によっては前回区間4位の鈴木芽吹(2年)の起用もあり得る。6区は1年の篠原倖太朗。2校を比べると、山に関しては青学大に分がありそうだ。

 青学大が総合優勝するためには、6区終了時点で駒澤大より前にいること。ただ、駒澤大の1区と2区が力どおりに走れば、駒澤大の総合優勝の可能性が高いと見ている。

 3位争いは4校が混沌とする状況。2区と4区、5区を前回の経験者が走る創価大は、この1年でのレベルアップも考えると、1区をトップと僅差でつなげれば総合優勝争いにも顔を出しそうだ。順天堂大は三浦龍司(2年)、野村優作(3年)、伊豫田達弥(3年)がうまく機能すれば、往路の優勝候補にもなりそう。

 東洋大も前回往路を走った選手が4人残っていて、スーパールーキー・石田洸介(1年)が入れば往路の優勝候補になる。また、前回6位の早稲田大は、1万m27分台のランナーを1区から3人並べる往路優勝を意識しての布陣で、復路でも3位争いに加わりそうだ。

 ここに続くのは、1万mのエントリーメンバー上位10人の平均タイムが、駒澤大と青学大に続く明治大。さらに、全日本大学駅伝で4位としぶとさを見せている國學院大、1区から3区の爆発力でレース運びがラクになる東京国際大、東海大の総合力も侮れない。この4校は、3位争いから脱落した大学を食って上位にいく可能性も大きい。

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