2022.01.01

箱根駅伝のトップ10を識者3人が予想。ずばり優勝校は? レース展開は? シード権争いはどうなる?

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【2強は青学大が優位。創価大も好走の気配】

■酒井政人(スポーツライター)

1位:青山学院大
2位:駒澤大
3位:創価大
4位:順天堂大
5位:東洋大
6位:早稲田大
7位:國學院大
8位:東京国際大
9位:明治大
10位:中央大
 
 まず"2強"を比較すると、ハマった時の爆発力は駒澤大が上だが、不安要素が多い。特に、前回大会で「山」を担った5区・鈴木芽吹(2年)が故障あがりで、同6区で区間賞を獲得した花崎悠紀(4年)が登録メンバーから外れたのは痛い。エースの田澤廉(3年)は、12月4日の日体大長距離競技会10000mで日本人学生最高の27分23秒44(日本歴代2位)をマークしたが、そのダメージが心配だ。

 反対に青学大は、5区の人選さえ見誤らなければ、不安要素は非常に少ない。往路の前半は駒澤大の背中を見ながらのレースになっても、5区で逆転のチャンスが巡ってくるだろう。7区以降の戦力も駒澤大より上だと思う。

 往路では創価大と東京国際大が2強の前を走る可能性が高い。創価大は前回3区で快走した葛西潤(3年)の復帰が大きく、1区で出遅れなければ、往路をトップに近い位置で折り返すことができるはず。前年以上に選手層も厚く、復路も好走が期待できる。

 一方の東京国際大は、3区までの爆発力は非常にワクワクする。しかし往路でトップを独走したとしても、最後まで持たないと予想する。その前に、5区の途中で追いつかれるのではないだろうか。

 順天堂大、東洋大、早稲田大、國學院大は似たような戦力で、4~7位は読みにくい。4校とも2区に決定打がないため、5区(順天堂大・四釜峻佑、東洋大・宮下隼人)にアドバンテージがあると思われる順天堂大と東洋大が上にいくような気がしている。

 予選会校では明治大と中央大の総合力が高い。全日本大学駅伝に続いて「シード権」を獲得すると予想する。