2020.12.31

箱根駅伝、ダークホース校の戦力をチェック。上位を崩す攻勢あり

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Sankei Visual

 中央大・藤原正和監督は、5区で「1時間11分台」、6区で「58分前後」を想定しており、山には自信を持っている。特殊区間の優位性を考えると、「3位」を目標に掲げる中央大のほうが総合力は高い。両校ともスーパールーキーの快走で勢いに乗って、上位でレースを進めていきたい。

 それから、前回シード権を獲得している東京国際大と創価大も序盤はトップ争いに割って入りそうな予感がある。

 前回5位の東京国際大は、2区にルカ・ムセンビ(2年)を入れているが、前回3区で驚異的な区間記録を打ち立てたイェゴン・ヴィンセント(2年)と交代すると見ていい。10000m28分39秒63の丹所健(2年)も当日変更で1区に入れると予想する。丹所は前回も1区を務めて区間13位で走っているだけに、大きく外す心配は少ない。そして2区に入るだろうヴィンセントは、前回3区で駒澤大・田澤廉に2分差をつけており、花の2区でも大幅に区間記録を更新してもおかしくない爆発力を秘めている。

 前回9位の創価大は、1区に前回4区の区間4位で10000m28分19秒26の福田悠一(4年)を投入。2区には10000m27分50秒43のタイムを持ち、日本インカレ10000m2位のフィリップ・ ムルワ(2年)を登録した。こちらもロケットスタートの準備は万端だ。

 箱根駅伝は10区間217.1㎞の勝負となるため、選手層が厚く、総合力の高いチームが有利になる。しかし、"武器"があるチームが突破口を開き、そのまま逃げ切るような展開になることもある。ダークホース校の攻勢にも注視したい。

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