2020.12.25

箱根駅伝優勝候補の一角・駒澤大の強みは? カギは1、2年生の活躍

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kyodo News

 もうひとつ重要なポイントとなる山の区間も、5区には2年連続で走っている伊東颯汰(4年)がいる。前回は区間13位と力を発揮できなかったが今回はこう意気込む。

「前回は、途中から気持ちも少しやられてしまって粘りの走りができなかった。今年は最後まで気持ちが途切れないように、練習でも後半の粘りを意識した走りをしてきました」

 大八木監督も「5区と6区に関してはしっかり準備をしてきた」と言うように、5区は伊東のほかにも、1万mでは28分36秒18を出し、全日本も6区で区間4位の実力を持つ山野力(2年)が希望していて、競り合う状況だ。

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 6区は1万mで28分14秒86、5000mは13分46秒78を出している白鳥が希望しているが、ほかの選手になったとしても13分台のスピードランナーが使えそうな状況だ。

 ただ、近年は有力校のほとんどが5区と6区にそれなりの力を持った選手を投入してくる。それだけに、駒澤大の往路優勝は4区までにしっかりリードできるかどうかにかかりそうだ。

 復路は9区と10区に前回も走った神戸駿介(4年)と石川の上級生がいる。そこにつなぐ勝負区間である7区と8区には1年生や、全日本5区2位の酒井亮太(2年)など、スピードのある選手が起用されるだろう。

 これらの区間で若い選手たちを気持ちよく走らせる状況をしっかり作り出すことができれば、今回の駒澤大の総合結果に大きな影響を及ぼしてくるだろう。

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