NGT48西村菜那子が熱弁。箱根駅伝で上位を狙える大学と注目ランナー

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • 村上庄吾●撮影photo by Murakami Shogo

 東洋大は全日本で1~4区に1、2年生を起用して、6区終了時でトップと21秒差の5位につけている。エース西山が快走できれば面白い戦いができるだろう。

 前回、過去最高の3位に急浮上した國學院大は全日本で9位。今季は"2年計画"の初年度という位置づけでもあり、3年生を主将に抜擢した。

「前年の土方英和選手(Honda)も3年時から主将を務めていますが、今季は木付琳選手が3年生主将としてチームを引っ張ってきました。前回、往路で活躍した土方選手、青木祐人選手(トヨタ自動車)、浦野雄平選手(富士通)が卒業してしまったのは大きいですけど、前回1区2位の藤木宏太選手(3年)、前回10区で活躍した殿地琢朗選手(3年)もいます。全日本ではシード権を取ることができなかったので、嫌な雰囲気を変えてくれたらいいですね。個人的には、今回も前田康弘監督の喜怒哀楽が見たいです」

 ちなみに、西村さんが気になるのはレース展開だけではない。箱根駅伝は日本テレビ系列で生中継されるが、そのゲスト解説が誰になるのかも予想。例年、大会に出場する大学のOBで、前年の大会で活躍した選手が起用されることが多いが......。

「往路は、東洋大OBの相澤晃選手(旭化成)と東京国際大OBの伊藤達彦(Honda)選手が候補だと思います。前回2区で競り合ったふたりですから。あとは青学大OBの鈴木塁人選手(SGホールディングス)、國學院大OBの土方英和選手と浦野雄平選手あたりも有力ですね。復路は、6区で区間新を樹立した東海大OB・館澤亨次選手(横浜DeNA)は決まりだと思いますが、もうひとり誰が来るのか楽しみですね」

 今回の取材後、日本テレビからゲスト解説が発表された。往路は相澤晃と浦野雄平、復路は館澤亨次と鈴木塁人の予定だという。西村さんの予想はかなり近かった。

 注目選手に話を振ると、「前回の4年生に好選手が多かったので、楽しみな選手が減っちゃうのかなと思っていたんですけど、『うまくできているものだな』と思っちゃいました」と、すでに目覚ましい活躍をしている1年生にワクワクしているという。

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