東海大は駅伝で脱黄金世代も4年生の3本柱は健在。主将が心中を激白 (3ページ目)

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Nagase Tomoya/PHOTO KISHIMOTO

 ホクレンで上半期の活動が終わり、これから夏合宿に入っていく。個人もチームももうひとつという状況のなか、主将としてどのようにチーム力を上げていこうと考えているのだろうか。

「この1週間で、自分自身もそうですし、チームとしてもまだまだ力不足を感じました。やっぱりタイムというのはひとつの目安だと思います。夏合宿では全員で切磋琢磨して、充実した練習をできるようにしたい。(4年生の)自分と名取(燎太)、西田(壮志)が中心となって、もう一度チームの層を厚くしていけたらいいなと思っています」

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 今年の東海大は"黄金世代"が卒業し、戦力的なダメージは計り知れないが、幸いなことに4年生の3本柱は健在だ。

 昨年、出雲駅伝、全日本選手権ですばらしい走りを見せた市村朋樹(3年)、今年1月の箱根駅伝7区で堂々をした走りを見せた松崎咲人(2年)らはいるが、3冠奪取を目指すには新しい力が必要になる。夏合宿で新たに頭角を現す選手が出てくるのか、非常に楽しみだ。

 なにより塩澤にとっては、自らの調子を上げること、そしてチーム全体を俯瞰して選手を引っ張るなど、タフな仕事が求められることになる。

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