2020.02.21

キプチョゲに聞く厚底シューズとマラソン2時間切り。そして東京五輪

  • text by Sportiva
  • photo by Minegishi Shinji

――東京オリンピックのマラソンは8月ですが、それに向けてどう調整していきますか。

「今は東京オリンピックよりもロンドンマラソン(4月26日)のことで頭がいっぱいです。まずはロンドンマラソンに向けて一生懸命トレーニングするだけです」

――東京オリンピックのマラソン会場が札幌に変わりましたが、何か影響はありますか。

「何も変わりません。これはIOC(国際オリンピック委員会)が決めることです。私は東京オリンピックに参加できることをすごく光栄に思っていて、文句は一切言いません。とにかく一つ一つ力を出し切ることに専念していますので、会場がどこになろうと変わりません。またトレーニング内容も変えるつもりはありません。与えられた環境のなかでベストを尽くすことが大切だと思っています」

――あなたが2時間を切ったのは、40人以上のペースメーカーとスピードを設定する先導車のある特別な環境下で実施された非公式の大会でした。今後、公式大会でも2時間を切れると思いますか。

「あれはちゃんとフルマラソンを走っていましたよね。あれはバーチャルな大会ではないですよね。今までは絶対に2時間を切るのは無理だと言われてきましたが、それが無理ではないことを私は証明できました。今後もそういうことは起こりうると思います。

 今はロンドンマラソンに注力していますし、結果はどうなるかわかりませんが、2時間を切ろうという意識ではなく、ベストを尽くす、ただそれだけです」