2019.11.02

全日本大学駅伝も5強の混戦。
青学大はゲームチェンジをいつ仕掛けるか

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News

 対する青学大は、ベスト8には食い込めなかったが、10着(14:12.40)に飯田貴之(2年)、11着(14:12.64)に大澤佑介(1年)、13着(14:14.41)に鈴木塁人(4年)、18着(14:22.46)に生方敦也(4年)が入っている。

 出雲には、エース格の鈴木、昨年の出雲5区2位の生方、昨年の全日本5区で区間賞の吉田祐也というキャリアのある4年生が出場していない。出雲は5位に終わったものの、優勝した國學院大とは53秒差。出雲は6区間45.1kmだが、全日本は8区間106.8kmの戦いになる。4年生が実力通りのパワーを発揮できれば、2年連続3回目の優勝は十分に狙えるはずだ。

 全日本は、創設して半世紀の節目を迎えた前回から中継所が変更。1区9.5km、2区11.1km、3区11.9km、4区11.8km、5区12.4km、6区12.8km、7区17.6km、8区19.7kmという距離設定になった。昨年のレースから考えると、2区と7区にエースが集結すると見ていい。

 おそらく青学大は、日本インカレ5000mで2年連続の日本人トップを奪った吉田圭太を2区か7区に配置して、”ゲームチェンジ”を仕掛けてくるだろう。吉田が区間でトップに立つことが、優勝への道筋になる。

 では、ほかの有力校はどうか。國學院大は出雲3区で区間新(区間3位)のエース、浦野雄平(4年)が2区、出雲6区で区間賞の主将・土方英和(4年)が7区か8区という布陣が濃厚。日本インカレ1万m4位の藤木宏太(2年)もポイント区間に起用されるだろう。出雲は故障で外れた1万m28分46秒の島﨑慎愛(2年)もエントリーされており、バランスのいい布陣が組めそうだ。

 駒大は前回8区で区間2位と好走した山下一貴(4年)が今回もアンカーに入ると見ていい。今夏に行われたユニバーシアードのハーフマラソンで銀メダルを獲得した主将・中村大聖(4年)は、出雲ショックから立ち直っていれば、7区が有力だ。出雲3区で区間新デビューを果たしたスーパールーキー田澤廉は2区での起用が予想される。7区、8区のロング区間が強力なだけに、終盤での大逆転も期待できる。