平成最後の箱根駅伝。どこが青学を止めるのか (2ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato

箱根に向けて調子を上げてきた2年の西山和弥 photo by Tamura Sho/AFLO SPORT箱根に向けて調子を上げてきた2年の西山和弥 photo by Tamura Sho/AFLO SPORT東洋大学

前回演じた"往路V"を再現できるか

 前回の箱根は往路を制して総合2位。そのメンバーが9人残る。今季は出雲で2位、全日本は3位。両駅伝は日本選手権1万m4位の西山和弥(2年)が振るわなかったこともあり、一度も青学大の前に立つことができなかった。

 しかし西山は、12月2日の日体大長距離競技会1万m13組で28分52秒51のトップを飾るなど調子を戻しつつある。前回は1区西山で飛び出すと、2区相澤晃(3年)が区間3位、3区山本修二(4年)が区間賞、4区吉川洋次(2年)が区間2位と好走。4区終了時で青学大から2分03秒ものリードを奪うことに成功した。

 5区9位の田中龍誠(2年)は今季1万mで自己ベストを1分近く短縮するなど走力をつけている。前回は往路を終えて青学大と36秒差。5年ぶりの総合優勝を手にするために、前回以上のリードを奪って往路を迎えたい。

2 / 10

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る