2018.01.21

選手のために。東海大・両角監督が
提案する箱根駅伝「3つの改革案」

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun

シーズン終了後、箱根駅伝の今後について、じっくりと語ってくれた両角監督東海大・駅伝戦記  第22回

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 2017~18シーズン、出雲駅伝優勝、全日本大学駅伝2位、箱根駅伝5位という成績を残した東海大学。その成績同様、スピード特化の強化スタイルや「黄金世代」に代表される個性的な選手で注目を集めて、陸上界に新しい風を吹かせた。

 そのチームを指揮するのが両角速(もろずみ はやし)監督である。長野の佐久長聖高校の監督時は都大路(全国高校駅伝)を制し、7年前に東海大学の陸上部長距離・駅伝監督に就任した。

「7年前と変わってきたこともあるが、変化しないことの方が多い」

 両角監督は現在の大学陸上界をそう見ているが、一方、右肩上がりで巨大化しているのが箱根駅伝である。今年の往路のテレビ視聴率は歴代1位の29.4%、復路は歴代3位の29.7%になり、夏の甲子園と並んで多くのファンを魅了し、正月の風物詩として定着している。箱根駅伝が大きく成長し続けているなか、選手たちの環境は数年間変わらないという。これからの学生陸上界、箱根駅伝をより華やかに、そしてさらに多くの人が楽しめる「魅力あるレース」にするために、両角監督が3つの「箱根駅伝改革案」を提言してくれた。