過去最低の箱根駅伝から巻き返し。
山梨学院大は大砲ニャイロも元気だ

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by YUTAKA/AFLO SPORT

 川口は上尾ハーフを1時間03分56秒で走っているうえ、その1週間後の記録会の1万mでは、あえて暑い時間帯の組で走らせて、自己ベストの30分00秒06秒で走っているので、29分30秒で走る力は十分あると思います。

 あとは2年生も含めて、うちの大学の特徴でもある復路タイプの選手がほとんどだけど、ついこの前に30km走をやっても誰も遅れないできちんと余裕を持って上がってきたし、そのあとのトラック練習もしっかりできているので全体的に地力はついてきている。その時の相手次第ですが、往路がうまくいけば、復路は巡航速度でいく、地味ながらしっかりとした走りができると思います」

 生中継でのテレビ放映が始まった第63回大会から32回連続出場となる山梨学院大。往路でしっかり優勝争いができれば、復路でも「隙あらば」と一発を狙うだろう。

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