箱根駅伝・全チームの戦力分析【予選会校編】シード権へのサバイバル (3ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato

2年生で主将を務める舟津彰馬 photo by Matsuo/AFLO SPORT2年生で主将を務める舟津彰馬 photo by Matsuo/AFLO SPORT中央大学

再スタートを切った名門が箱根路に戻ってきた!

 前回の予選会で落選し、長年にわたる連続出場が「87」でストップ。OBや駅伝ファンに衝撃が走ったが、就任2年目の藤原正和駅伝監督がチームを再建した。

 箱根で最多となる14回の優勝を誇る"超"名門は、今年の予選会を3位で通過。高校時代は無名だった中山顕(3年)が、日本人2番手の8位でフィニッシュする大活躍を見せている。

 往路は中山をはじめ、日本インカレ1500m王者の舟津彰馬(2年)、1万mでチームトップのタイム(28分34秒54)を持つ堀尾謙介(3年)、副将の竹内大地(4年)らが有力。箱根経験者は2名しかいないが、藤原監督は5区と6区にも自信を持っている。

 1区が有力の"2年生主将"舟津でスタートダッシュを決め、完全復活の狼煙(のろし)をあげたい。

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