メダリストをゴボウ抜き。2冠のサニブラウンが積み上げた速さの秘密 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 中村博之/PICSPORT●写真 photo by Nakamura Hiroyuki/PICSPORT

 スタート直後から前を追いかけるために力を使ってしまった飯塚は、最後で失速して、追い上げてきた藤光謙司(ゼンリン)にも抜かれて3位に落ちてしまった。一方、サニブラウンは20秒32で逃げ切って優勝。100mと合わせて2冠を達成した。

「200mも以前は、なかなかスピードに乗れず100mのカーブを出てから上げていく形が多かったんですが、今年に入ってからは最初の部分がよくなることで前半からスピードを上げられるようになった。そこが200mで成長したところだと思う」

 こう話すサニブラウンは今大会、初日から爆発していた。100m予選では今年4月に出していた自己記録を一気に0秒12更新する10秒06を出して周囲を驚かせ、さらに準決勝でも10秒06のタイム。

 そして2日目には200mの予選を後半を流して20秒61で走ったあと、100mでは多田修平(関西学院大)やケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、桐生祥秀(東洋大)を抑えて10秒05の自己新をマーク。10秒0台3連発で優勝と100mでもその能力の高さを見せ、ダブルの世界選手権代表を決めた。

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