【月報・青学陸上部】ケガ知らずの小野田勇次が箱根4連覇のカギ握る (5ページ目)

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun

 さて、この日体大長距離記録会で、2017シーズンが始まったが、今年はどんな目標を立てているのだろうか。

「今年の上半期は、ユニバの5000mに出られたらいいですし、関東インカレの5000mに出て、留学生と争って表彰台に上がれればいいかなと思っています。

 下半期は、出雲(駅伝)と箱根(駅伝)に合わせていきたいです。全日本(大学駅伝)に出ると箱根の調整が難しくなるので、あまり考えていない。ただ、チーム状況によっては走らないといけない場合があるので、出る準備だけはしておかなければ、と思っています。

 箱根は今年も6区です。他の区間を走るよりも6区を走った方が絶対に速く走れると思うんで。だから4年間、6区を走る。4年連続で58分台(1年時58分31秒、2年時58分48秒)というのを狙っています」

 昨年は「平地でも結果を出す」と全日本では5区(11.6km)を走り、区間賞を獲得した。箱根でも平地という意欲を一瞬見せていたが、やはり「山下り」にプライドがあった。そして、しっかりと結果を出した。

 今年も6区へのこだわりを隠さない。

「今年は区間新、取りたいです」
 
 前回の箱根では日体大4年の秋山清仁が激走し、58分1秒で区間新を獲得した。小野田には、57分台での区間新を目指してほしいところだ。

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