駒澤大のカギを握るダブルエースと5区・大塚。
青学大を引き離せるか

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by YUTAKA/AFLO SPORT(競技)

 こう話す大八木監督は来年以降もにらみ、今回が初出場となる2年生や3年生がどう踏ん張ってくれるかにも期待している。

「初めて走る選手は少し緊張すると思うけど、箱根の雰囲気は1回走ってみないとわからないものなので。だから全日本を走ってくれた選手たちが箱根も走ってくれたら来年にもつながると思います。全日本はけっこう気楽にいけるけど、箱根は緊張感が違う。距離走で20kmをやってきたということを信じて走ってほしいなと思います」

 下級生を緊張感ある状況で走らせられるかどうかも、往路の序盤での主力選手の走りが重要になる。最初の3区間のどこかで青学大に焦りを生じさせる走りをできるかどうかが、駒大にとっては勝負の最大のカギになるだろう。

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