箱根駅伝・全チームの戦力分析【予選会校編】。「下剋上」はあるか? (3ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

予選会で日本人6位に入ったセルナルド祐慈予選会で日本人6位に入ったセルナルド祐慈創価大学

2年ぶり2回目の箱根路は往路で勝負!

 予選会で3位と大躍進。過去最高順位で2回目の出場を決めた。今季は6月の全日本大学駅伝選考会でも突破が確実というポジションにいながら、最終組のムソニ・ムイル(1年)が途中棄権。全日本キップを手にすることができなかった。

 だが、その強さは本物。スピードランナーの大山憲明(3年)、とエースのセルナルド祐慈(4年)、ふたりの1万m28分台ランナーを1、2区に並べ、予選会で個人4位の力走を見せたムイルは4区候補。5区には上りに適性を見せる築舘陽介(1年)が入る見込みだ。初出場となった前々回は5区で最下位に転落。その後は順位を上げることができなかっただけに、今回は往路で好位置につけて、沿道を沸かせたい。

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