箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ? (9ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

1年生にしてチームを引っ張る高砂大地1年生にしてチームを引っ張る高砂大地中央学院大学

1年生エース・高砂を軸に狙うはトップ5

 出雲は過去最高の4位、全日本は過去最高タイの5位。両駅伝ではエース格の海老澤剛(4年)を欠いたものの、高砂大地(1年)と横川巧(1年)が奮起した。特に高砂は出雲でアンカーを任され、区間3位と快走。1万mでも28分台に突入して、箱根では2区抜擢の可能性が高まっている。

 出雲で1区を担当した横川が箱根でも1区候補で、前回2区の大森澪(3年)も往路に入る予定。6区には前回区間3位の樋口陸(2年)が控えているだけに、未知数の5区をうまく乗り切りたいところだ。主将・村上優輝(4年)は復路の軸となりそう。海老澤剛ら故障者が間に合えば、前回達成できなかった「5位以内」という目標が見えてくるだろう。

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