箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ? (7ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

出雲1区で区間賞を獲得した小松巧弥出雲1区で区間賞を獲得した小松巧弥日本体育大学

1万m平均タイム3位の戦力で目標「3位以内」

 前回は7位に入り、就任2年目の渡邉正昭駅伝監督のもと、着々と力をつけてきた。出雲は1区で小松巧弥(4年)が区間賞を獲得するなど6位。全日本は13位に終わったものの、上尾ハーフと1万mでメンバーが好タイムを連発した。特に、1万mは28分台ランナーが8人に増え、エントリー上位10人の平均タイム(28分56秒58)で3位につける。

 1区は小松が有力で、6区は前回区間新を叩き出した秋山清仁(4年)が控えており、往路・復路ともスタートは強力だ。全日本7区区間賞の小町昌矢(3年)と出雲と全日本でエース区間に入った富安央(3年)が、候補に挙がる2区で好走できれば、厚い選手層を生かしてサプライズを巻き起こすかもしれない。

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