箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ? (5ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

全日本で実力を証明した1年生の關颯人全日本で実力を証明した1年生の關颯人東海大学

強力ルーキーたちの活躍で「新時代」を切り開く

 昨季は、学生三大駅伝すべてで5位。今季は超強力ルーキーが加入して、そのパワーが出雲で爆発した。1区から3区に1年生を並べると、3区關(せき)颯人が区間賞の快走でトップを奪取。5区の終盤まで先頭を駆け抜けて3位に入った。全日本は關の欠場が響いて7位に終わったが、3区で館澤亨次が区間賞を獲得。上尾ハーフでも鬼塚翔太がジュニア日本歴代2位の1時間2分03秒、松尾淳之介が同5位の1時間2分17秒をマークしている。 

 そして、箱根では上記の4名を含む、前代未聞の1年生8名がエントリー。1区は鬼塚が濃厚で、2区は關、5区は館澤と松尾、6区は中島怜利が候補に挙がるなど、本番でもルーキーたちが主要区間を担う見込みだ。狙い通り、新時代への第1歩を踏み出すことができるか。

5 / 10

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る