【月報・青学陸上部】まずは出雲駅伝へ、
選手たちのギアが上がった

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun  photo by AFLO


 全日本大学駅伝は2区(13.2km)か4区(14km)を走りたいと思っています。この2つの駅伝でいい結果を出して、箱根にうまくつないでいきたいです。

 チームの雰囲気はすごくいいですね。昨年は合宿で練習が終わるとネガティブな言葉が出ていたんですけど、今年はポジティブな言葉が出ているし、昨年以上にいい練習ができています。昨年よりもイケると感じていますし、強かった先輩たちを超えられるようにしたいです」

 その自信は夏にしっかりと練習と積めたことで膨らんだ。原監督も「一色、田村、下田は強いよ」と全幅の信頼を置く。

「レースでは最後、勝負に絡めないところが課題ですけど、今は夏を越えて過去3年間の中で最高にいい状態です。3年になってからまた成長できたかなと思います(笑)」

 田村は、そう言って笑った。

 真夏の8月を越え、全日本インカレでまずまずの走りを見せることができた。暑さとの戦いはこれからも続くが、気持ちでそれを克服することができれば、これから実りの季節を迎えることができるはずだ。

(つづき)

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