2016.09.07

【月報・青学陸上部】夏合宿に同行。
どんな練習を消化しているのか?

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun

クロカンコースを疾走する選手たち 選抜合宿が行なわれた飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアは標高約1200~2200mにあり、高地トレーニングができる場所として有名だ。ロンドン五輪、リオ五輪の5000m、10000mで連覇を果たしたモハメド・ファラー、リオ五輪男子マラソンで銅メダルを獲得したゲーレン・ラップが昨年の世界陸上北京大会前にここで調整したり、昨年、実業団駅伝で優勝したトヨタ自動車、全国高校駅伝で男女優勝を果たした世羅高校などが合宿した。アメリカ・コロラド州のボルダーやスイスのサンモリッツと変わらない高地環境でトレーニングできる場所として、高校・大学陸上部や実業団が利用しており、青学は今年で3回目になる。

 選手は、約1時間走り、終わると原監督に終わった旨を伝えて、宿舎まで軽く走って帰る。朝食は午前7時30分からなので、ケアの時間なども考え、各自時間を逆算して練習を上がっていくのだ。

 食事を終えると、「ほとんど、みんな寝ています」と小関一輝マネージャーが言うように、睡眠を取る選手が多い。朝練が早く、午後練習はハード、宿舎の周辺にはコンビニも何もない。結局、寝るしかないのだが、昼前に学年ミーティングを開く選手もいる。青学は主務、寮長、学年リーダーで構成されたミーティングを行なうが、合宿でも夕食が終わった後に行なわれ、現状の問題点などを話し合っている。それを学年ミーティングに持ち帰って共有し、修正していくようにしている。この日も昼前、下田裕太を中心に3年生の学年ミーティングが食堂で行なわれていた。

 この日の午後の練習は14時30分スタート。20分前には宿舎前の駐車場に出てきて青トレをする。だが、選手はその30分以上前から部屋でバランスボールなどを使いながら、しっかりとアップをしてきている。「練習する時間と同じぐらいケアをすればケガはしっかり予防できる」と原監督が言うように、青学の選手にはその意識が浸透している。