【月報・青学陸上部】夏合宿に同行。どんな練習を消化しているのか? (2ページ目)

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun


 8月25日から、青山学院大学陸上部の夏季選抜合宿(9月1日まで)が岐阜県御嶽で行なわれた。選抜メンバーは全21名、それ以外の選手はチャレンジ組として乗鞍で合宿に入った。

(御嶽・選抜合宿メンバー)
4年生:安藤悠哉、秋山雄飛、村井駿、田村健人、茂木亮太、池田生成
3年生:下田裕太、田村和希、貞永隆祐、吉永竜聖
2年生:小野田勇次、梶谷瑠哉、富田浩之、橋詰大慧、林圭介、森田歩希、山田滉介
1年生:鈴木塁人、吉田祐也、中根滉稀、花田凌一

 御嶽の選抜メンバーを選考した理由を原監督は、こう語る。

「この選抜メンバーは、春のトラックシーズンでの5000mの成績と夏季全体合宿でしっかりと練習を積み、ベースを上げた選手が中心になっています。1年生が4名も入った。それは1年生が夏合宿を経て、すごく変わるのと、今年だけじゃなく来年以降、飛躍してくれそうなのを感じたからです」

7月31日から8月16日まで全選手が参加する夏季全体合宿は走り込み中心だったが、選抜合宿のテーマは何なのだろうか。

「選抜合宿のテーマは、精神的なところでは『これから駅伝シーズンに入るよ』というチーム内の意識の共有を図り、一体感を作っていく。身体的な面ではアップダウンのあるクロカンコースで1日30kmから50kmを走り込んで、体の土台作りをするということ。全体合宿同様に質よりも量を重視した練習をするということです。

クロカンは足に優しいし、1400mの高地トレーニングも兼ねているので、環境としてはすごくいいですね」

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