【月報・青学陸上部】強い駅伝チームには敏腕マネージャーがいる (4ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun photo by AFLO

 5000mのタイムレ-スは第1組、第2組ともに青学と東海大の一騎打ちになった。
 
 青学の32名に対して東海大も18名の選手を送り込んできたのだ。天候は曇りだが気温24度、湿度71%でちょっと蒸し暑い。夏になり、気温が上がると長距離レ-スはそれこそ"地獄"になる。カンカン照りは容赦なく選手の体力を奪い、力が抜ける感覚になる。今日は日差しがない分、まだマシな方だが、それでもレ-ス後半はかなりキツイだろう。
 
 第1組では東海大がワンツーフィニッシュを決め、青学は2年の橋詰大慧(たいせい)が3位、14分29秒34という平凡なタイムに終わった。
 
 2組の下田裕太、中村祐紀ら主力が参戦するレ-スに期待が高まる。
 
 第2組がスタートし、先頭に立ったのは4年の秋山雄飛だった。一際大きなストライドで順調に走っているように見えたが、1000mのラップを取ると、まるでそこでガス欠したかのように遅れ出し、2000m通過時点で最下位に転落した。2月の福岡クロカン(日本陸上選手権大会クロスカントリ-競走)から調子が上がらず、最近の部内記録会で持ち直した感があったが、まだまだ本来の調子に戻せない厳しい状況が続いている。

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