【箱根駅伝】5強のレース戦略と最終メンバーを読む (2ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • フォート・キシモト●写真 photo by PHOTO KISHIMOTO

青山学院大学
1区 秋山雄飛(2)※
2区 一色恭志(2)
3区 渡邉利典(3)※
4区 山村隼(3)
5区 神野大地(3)
6区 村井駿(3)
7区 小椋裕介(3)
8区 山田学(4)※
9区 渡邉心(3)
10区 安藤悠哉(2)※
補欠 高橋宗司(4)、藤川拓也(4)、久保田和真(3)、下田裕太(1)、田村和希(1)、中村祐紀(1)
1区は久保田、3区は田村、8区は高橋、10区は藤川への変更が有力。1区で駒大に大差をつけられないようにするなら久保田しかないだろう。復路の変更が6区になる可能性も。

明治大学
1区 横手健(3)
2区 大六野秀畝(4)
3区 有村優樹(4)
4区 松井智靖(4)
5区 文元慧(4)
6区 山田速人(4)
7区 江頭祐輔(3)
8区 山田稜(2)
9区 木村慎(3)
10区 江頭賢太郎(2)※
補欠 牟田祐樹(3)、小川誉高(3)、藪下響大(2)、喜多悠貴(1)、末次慶太(1)、皆浦巧(1)
10区は牟田への変更が有力。往路の当日変更はないだろう。復路でもいい流れを維持するため、牟田のスピードを活かしての7区起用もあり得る。

 優勝候補筆頭の駒大は、やはり先行逃げ切りを図ってきた。だがそれは11月の全日本大学駅伝のように、エースの村山謙太を1区に起用して大量リードを奪うというまでの奇策ではなかった。

1区に起用したのは、前回と同様、二本柱のひとりである中村匠吾。前回は調子が万全ではなかったうえ、早大の大迫傑にかき回されたが、日体大の山中秀仁に11秒遅れの2位という結果を残していた実力者だ。

 今年は春先こそ出後れたが、全日本の4区で区間賞獲得と調子は上昇中だ。大八木弘明監督は「どんな走りにも対応でき、どこからでもスパートできる」と勝負強さを信頼する。本調子なら中盤からスパートして2位に大差を付けることも可能と見ているのだろう。

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